30号墳



さて、この30号墳、エントランスゾーンに含めるか少し
迷いました。
というのも、ご覧のように古墳自体が完全に整備範囲
外にあるようだからです。
しかし、古墳館で無料配布している分布図には
エントランスゾーンに含まれていたので、それに
従いました。

位置的には下のマップを参照していただくとして、古墳
自体は完全放置状態となっています。








はい、開口部です。

事前に位置を知ってなければ絶対発見できない
迷彩ぶり。
直径6.5〜8m、高さ2.0mの積石塚だそうですが
ハッキリいって全然分りません!

こんな状況で見学マップに載せていいのか?



(;・∀・) ビミョー




一応標識はありましたが、これ自体が藪の中・・・




まぁ、そこはそれ、一応開口部前を掃除してみますた。

現れましたる大きな開口部。
高さ1.5mほどと楽々入室可能。




羨道部。

羨道もキチンと残っています。
羨道長2.5m、幅は1mほど。




玄室。


・・・(・∀・)イイ!!


理路整然と積まれた側壁、大きな一枚岩の鏡石・・・
非常にハイグレードな逸品です!

玄室長3.25m、奥幅0.87m、中央幅1.25mの
かなりキツイ胴張りの床面プラン。
高さは1.77m、石室全長は5.73m。

割石を横積みにし、なだらかに持ち送っている側壁は
高い完成度を誇ります!
またもや、奥壁の平面加工が凄すぎ・・・



(*´д`*)パッション!!




玄室から玄門。

両袖式

この古墳、玄門のまぐさ石がありません!
袖部分はあるのですが、これはこの古墳の独創的な
ポイントです。
まぐさ石が無い代わりに、羨道部分の天井石が少し
下がってるのかな・・・?



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ




羨道から開口部。

開口部の天井石がさらに一段下がって、まるでまぐさ石の
ようになってます。
この辺りも重点的にチェックしたいですな。



(・∀・)チゴイネ!





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