曲田山古墳



洲本市津田、曲田山南斜面に位置する古墳です。
千草川東岸の県道481号線を洲本第三小学校、洲本
高校を見ながら南下し、川を渡る橋がある大きな交差点
を東に進みます。
100mほど行くと北に入る脇道があるのでそれを
北の丘陵まで行き着くと、すぐ目の前の山腹に小さな
小屋があり、その奥の藪に墳丘が隠れています。




脇道突き当たりから山腹を。
正面の藪の向こうに小屋があり、その奥に古墳が。

OBITO様のページでも「初めての人はまず見つけられ
ない」とありましたが、案の定苦労しますた。
・・・って、「日本の古代遺跡」のマップがアレだった
せいですが。


(´Д`;)


マップを信じて探し回ったが見つからず、偶然尋ねた
おばさんが地元の歴史サークルの方だったので、親切
にも古墳まで案内していただきますた。



 d(゚Д゚)☆スペシャルサンクス☆( ゚Д゚)b




小屋の前まで来ましたが、ここまで来てもまだ墳丘が
ハッキリしません。




藪を掻き分けると、やっと開口部が。

開口部自体は高さ1.5mほどあるので、入室は楽。
直径10.8mの円墳。




玄室。

淡路島で第三位の大きさを誇る石室ですが、ぶっちゃけ
そんなに巨大さを感じません (;・∀・)
玄室長3.6m、幅1.7m、高さ1.9m。
石室全長7.8m。
側壁はかすかに持ち送っていて、奥壁の最下段には
大きな腰石を据えています。
・・・こ、この程度で淡路第三位・・・?



( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )




側壁の一部がポコンとへっ込んでます。




ちょっと注目したいのが天井石。

巨大な一枚岩を架けており、粗い礫の入った火成岩が
用いられてます。

・・・これはちょっと珍しいかも。



(*´д`*)ハァハァハァアハァ




玄室から開口部。

右片袖式ですが、「日本の古代遺跡」には「左袖部が顕著な
両袖式」とある・・・

・・・いや、石室図を見ても、ホンの僅かに左袖部の石材が
出てるように思えるけど、両袖式は無いやろ・・・



それは無いわ…('A`)




羨道から開口部。

分ってしまえばなんてこと無い古墳なのですが、さすがに
初見では厳しいかも・・・



(,,゚Д゚) ガンガレ!




    曲田山古墳    総合評価                 
  ビギナーお薦め度 場所が分りにくいし、入室もわずらわしいかな。
  マニアお薦め度 淡路では数少ない横穴式石室墳だし・・・
  交通アクセス状況  駐車スペース無し。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント 平均的な石室ですが、淡路では貴重。 天井石が見どころかな?
  その他の注意点   ライト必須。 冬季推奨。 夏季はマムシ・ハチに注意。 





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