姫塚古墳



上溝天神塚古墳の北東140m、水産市場南西の
一段高くなった段丘北端に位置しています。

古墳の北には大きな空き地があり、付近の駐車場や
アパートには「姫塚」の名前が付いてるので、すぐ分る
と思います。

左の写真は北東から後円部を。




後円部。

全長40m、後円部径23.6m、高さ5.4m、前方部幅
23.6m、高さ5.2mと小ぶりな前方後円墳ですが、
樹木と住宅のせいで全貌が見渡せません。
墳丘周りは石垣で囲われてます。




後円部墳頂には社が祀られてます。




くびれ部分から後円部。

・・・こうして見ると、前方後円墳の形状を保ってますな。



(・∀・)イイ!!




後円部の石段下に、石室が開口してました。

右の平たい石材は石室を渡るために架けられた
石橋です。




開口部から。

わりと長さがありますが、開口部付近の石積みは後世の
もののようです。




玄室。

内部の状態はなかなか良いですな。
石室全長4.2m以上、玄室長2.9m、幅1.8m、高さ
1.4m。
石材は丸い川原石を用いていて、側壁は大きく持ち
送っています。
壁面に朱が残ってるのが分るかな・・・?



(*´д`*)ハァハァハァアハァ




玄室から開口部。

左片袖式。
奥の天井石は石橋です。
石室形状から6世紀初頭に築造された、飯田ではかなり
初期の横穴式石室ですので、ぜひ見学していただき
たい。




    姫塚古墳    総合評価                  
  ビギナーお薦め度 ちょっと狭いが、ビギナーさんにも見学していただき
 たい横穴式石室。
  マニアお薦め度 飯田市では初期の横穴式石室。 必見です。
  交通アクセス状況  古墳北に駐車スペース有り。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント 川原石を用いた壁面構成や、朱の残り具合をチェックすべし。
  その他の注意点  ライト推奨。 





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