天塚古墳



さて、蛇塚古墳の南東にあるもう一つの見学必須古墳、
天塚古墳です。
国道162号線天神川三条交差点の南、線路南側の
道路を西高瀬川に沿って西進すると、公園脇に最初の
信号があります。
信号を越えて80mほど、最初の路地を左(南)に入って
突き当たりまで行き、その手前で左折して20mほどで
右手に左の写真の鳥居が見えてきます。

これが天塚古墳の後円部。
路地が非常に狭く、鳥居脇のお宅に挨拶して車を
置かせていただきました。
詳細は下記のマップを参照してください。








・・・しかし、蛇塚古墳もこの天塚古墳も秦氏の墳墓だと
目されてるんだよね・・・

こんな巨大な古墳を造れるなんて、秦氏の権勢恐るべし!



ド━(゚Д゚)━ ン !!!




鳥居をくぐると、後円部頂上に小さな小屋があります。
しかし、平家蟹様の情報ではくびれ部南西側に開口する
石室のみが見学可能とか。
さっそくに開口した石室を見学に向いました。




墳丘を時計回りに周回路が付いてます。
これは前方部隅から後円部。
向って右奥が後円部。




墳頂に上がってみますた。

こちら前方部。




後円部。

・・・後で分かったのですが、覆屋の中に「墳丘に上らない
でください」の注意書きが・・・



_| ̄|○  す、スマヌ・・・




前方部を正面から。

大きく抉れています。




ぐるっと墳丘を半周して南西の開口部へ。

大きな社務所?の陰に隠れてます。




開口部。

高さ1.5mほど。




玄室。

割石の乱石積みで構成された質素な石室。
石室全長7.7m、玄室長4.7m、幅1.7m、高さ2m。
天井部が不安定なせいか、石柱で支えてます。
奥には稲荷様が祀られてますな。



(*´д`*)ハァハァハァアハァ




天井部。

天井石の底面は平面加工されてるようですな。




玄室から開口部。

左片袖式。




・・・さて、石室も見学したし帰ろうと思ったのですが、
後円部の小屋に資料でも無いかな?と思って覗いて
みると、何と石室が開口してるじゃありませんか!?


エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?


どうやら、近年整備されて石室見学できるようになった
みたいです。
しかも、石室内部は照明付き!
浮かれながら見学開始!



ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ








石室へは地下に潜っていくような感じ。

最初の石室より二周りは大きいです。




玄室。

こちらの石室にも奥壁に稲荷様?が祀られてます。
資料によると、石室全長は約8m、幅2.3m、高さ2mと
なってますが、これは発掘前の数値のようです。
側壁は割石の乱石積み、持ち送りはほとんど無し。
これはイカス・・・



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ




天井部。

ライトを消して撮影。
天井石は巨石が用いられ、高さはほぼ一直線になってます。




奥の稲荷様。

奥壁の状態がよく分からん・・・



(´Д`;)




奥壁上部。




玄室から開口部。

無袖式・・・ですが、6世紀前半の前方後円墳の主体部
としては、無袖式は珍しいそうで、まだ後円部に別の
石室が存在してる可能性もあるとか。



ウヒョー!(*゚∀゚)=3




羨道から開口部。

・・・しかし、一つだけだと思ってたのに二つも石室を
見学できるとは・・・幸せ。



( ´ー`)y―┛~~




    天塚古墳    総合評価                 
  ビギナーお薦め度 これも絶対見学すべき古墳。
  マニアお薦め度 蛇塚古墳とセットで見学したい。
  交通アクセス状況   駐車スペース無し。 大型車進入不可。
 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント 二つの石室の違いを、ジックリ比較してみよう。
  その他の注意点 特に無し。  





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