宝塔山古墳



前橋市総社町総社、総社小学校の南、光厳寺南の
保育園南にある古墳です。

左の写真は北側、保育園脇から。




北側に墳頂への上り口あり。

しかし古墳の開口部に行くには、墳丘南側の上り口から
上ります。












開口部前の前庭部分。

古墳は南北54m、東西49m、高さ12mの方墳で、
三段築造。
南側に幅24mの周堀状の地形が有り、これを含めると
一辺100mの規模となります。
主体部は古墳築造時の地上から3mの基壇上に造られ
た切石組みの精緻な横穴式石室。

左の写真は開口部。





羨道から玄門までを一望。




羨道部分の側壁。

石室は全長12.04m、羨道・前室・玄室に分かれた
複室形式のプラン。
ちょっと壁面から突き出してるのが、前室と羨道を仕切る
前門の袖石。




・・・しかし、この緻密な石積みはどーよ?!



(*´д`*)ハァハァハァアハァ




前室。

前室長3.9m、幅1.95m、高さ2m弱。
切石組の立派な玄門が見える。








玄室内には、家型石棺が安置されています。

上の写真は石棺全景。
長さ約2m、幅、高さ約1mほど。
脚の部分に格狭間を配した精緻な造り。
蓋の部分には縄掛突起も残っています。



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ




側面下部には、カメラがやっと入るくらいの小さな開口部
が。

・・・しかし、この加工も絶品ですな・・・



(*^ー゚)b グッジョブ!!




内部拝見。

内部加工も非常に精密!
蓋の裏の加工も完璧です。




反対側。








上の写真は玄室全景。

幅2.9m、玄室長3.32m、高さ2.09mのほぼ正方形
の床面プラン。
壁面全体に漆喰が塗布されていたようです。

左の写真は、玄室から開口部。

両袖式で、天井は側壁の四方をL字上に欠いて
上から天井石を落とし込むという手の込んだ細工が
なされています。




前室から開口部。





前室・羨道の天井石。

表面加工された石板が配置されています。
す、スゴイわ・・・



(*´д`*)パッション!!




羨道側壁。

石材は角閃石安山岩の切石。
羨道長3.56m、幅1.77m。




反対側。

この古墳もムービー撮影しました。
精緻な壁面と家型石棺をジックリご覧ください。





   宝塔山古墳     総合評価            
  ビギナーお薦め度  切り石造りの絶品の石室。
  マニアお薦め度  群馬県を代表する横穴式石室。
  交通アクセス状況    光厳寺に駐車場あり。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  側壁、天井石、石棺・・・もう、見どころしかありません ド━(゚Д゚)━ ン !!!
  その他の注意点    ライト推奨。 カマドウマ注意報発令中!





トップへ
戻る