野殿天王塚古墳







安中市野殿、東邦亜鉛安中製錬所の600mほど南に
ある古墳です。
県道10号線から西の集落に入っていきますが、分り
にくいので近所の人に尋ねた方がよさそう。
「古墳めぐりハンドブック」P50に地図が載ってるので、
参考に。








開口部。

ほぼ南に開口。
高さ1.5mほどと、楽に入室可能。




羨道。

開口部から3mほどの位置に、まぐさ石らしき石材が
架かってます。
羨道長は約6m。

ここから奥は床面が一段低くなり、羨道幅も広くなって
ます。




玄門から石室全景。

玄室長5.24m。




玄室。

安山岩の自然石を乱石積みという野趣溢れる逸品。
奥壁は巨石の二段積み、側壁は3〜4段の自然石。
多少表面処理はされてます。
築造は、資料によると6世紀後半。
築造においては高麗尺が用いられてたようです。



(・∀・)イイネ!!




天井石は巨石を二枚。

この荒っぽさは、かえって新鮮ですわ・・・



(*´д`*)ハァハァハァアハァ




床面には明らかに石棺片と分る石材が。

左側の石材は石棺蓋っぽい・・・



(*´д`*)パッション!!




玄室から開口部。

両袖式。

羨道の途中で天井石が一段落ちてるのが分る。




羨道から開口部。

ここは少し幅が広く、前室のような形式になってます。
幅1.5〜1.3m。




羨道中央にある梱石?

ここで30cmほどの段差になってます。
幅もここから開口部までは一段狭く、1.1m。




羨道から開口部。

この羨道前半部分の天井部は欠損していて、コンクリート
板が架けられてます。




野殿天王塚古墳のすぐ西にあった小円墳。

直径10m弱で、野殿天王塚古墳の陪塚?




墳丘は高さ2mほどですが、未開口・・・



(・ω・` )




墳頂から。

なかなか整った墳丘ですね。



(・∀・)イイ!!




   野殿天王塚古墳     総合評価                  
  ビギナーお薦め度  開口部は広いが、カマドウマもいっぱい。
  マニアお薦め度  なかなか特徴的な石室です。
  交通アクセス状況     駐車スペース無し。 大型車進入注意。 
 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント  羨道部分が特徴的。 羨道途中のまぐさ石、梱石に注目。
  その他の注意点     ライト必須。 カマドウマ警報報発令中!





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