小鼠蔵山古墳







小鼠蔵山古墳、獲ったどー!!!
(BY よゐこ

ド━(゚Д゚)━ ン !!!


・・・というわけで、久しぶりに命の危機を感じた
古墳見学でした。

八代市鼠蔵町、海岸沿いの低地に2つの独立丘陵が
あります。
南側の大きな丘陵が大鼠蔵山、北の小丘陵が小鼠蔵山。
その小鼠蔵山山頂に一基の古墳があります。
それが小鼠蔵山古墳。
丘陵南の民家前に上記の標識があります。

・・・しかし、山頂への道が無い!
標識のあるお宅のオバサンが草刈りしてたので尋ねて
みると、
「うちの裏庭から獣道があるYO!でも
誰も登ったことないYO!」との事。
当然、行かせてもらいますた。


ヽ(゚д゚)ノ ええじゃないか


左の写真は庭の奥。
ここから幅10cmくらいの獣道が。

ああ、登り口は下記のマップを参照のこと。








張り切って登り始めたのですが、これがトンでも
ない誤算!

崖はほぼ垂直に切り立っていて、獣道は脚の幅しかあり
ません。
踏み外すとすぐ滑落というデンジャラスゾーン。
しかも、獣道が半ばで消滅していて、そこからは文字通り
ロッククライミング状態で登らねばなりません。
マジで、今回はダメかと思いますた・・・


((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル


やっと登りつめた山頂が左記の写真。
何だか分かりませんかそうですか。



(・ω・` )




とりあえず歩いてみると、5mほどで足元に隆起が!

雑草を掻き分けると、石室が開口してました。



ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ





石室キタ━━━(゚∀゚)━━ !!!!!


竪穴式石室と箱式石棺が完存!
玄室長2.1m、幅1.6m、高さ1.8m。
天井部を除いてほぼ完璧な状態です。




さっそく入室。

石室は四方の壁面最下部に30cmくらいの高さの
石板を這わせてます。




天井部。

側壁が持ち送っていて、天井部が狭くなってます。




東北側の隅。




これは東南側。

石室はほぼ東西に主軸が通ってます。




石室内部。

向こうが東側。
この石板加工も絶品!



(*´д`*)ハァハァハァアハァ




石室の上部は、砂岩?の板石を横積み。
しかも四隅の上部が三角持ち送り工法のように
なってます。



(*^ー゚)b グッジョブ!!




西北側の隅。




西側壁面を合成。

こちら側に円形の線刻があるそうですが、これが見つか
らない!
30分くらいあちこち捜したのですが、確実なものは発見
出来ず。
方位が間違ってたのかなぁ・・・



(´・ω・`)ショボーン




東側壁面。

上が入室してきた開口部。


下記に壁面の線刻らしきものを撮影しましたが、例に
よってほとんど写っていない・・・orz

もう、ここには二度と来たくないのだが・・・


そして、いざ下山という時になって再び死にそうに。
崖って、登るより下る方が難しいんだよ・・・



ヽ(`Д´)ノモウコネエヨ!!












   小鼠蔵山古墳     総合評価                 
  ビギナーお薦め度  絶対無理です。
  マニアお薦め度  マニアとか以前に、物理的に危険です。。
  交通アクセス状況    駐車スペース無し。 下車後徒歩約10分。
  観賞のポイント  石棺、持ち送った壁面、線刻など見どころいっぱいなのだが・・・(´・ω・`)
  その他の注意点     ライト必須。 冬季推奨。 滑落注意。
 今回は本当に危ないので、マジで見学はお薦めできません





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