二軒小屋古墳



熊本市池上町、池上集落奥の山裾に左記の車止めが
あります。
ここから山道を5分ほど上った所に一軒の住宅があり、
その住宅から東に斜面を20mほど下った位置に古墳の
墳丘が残ってます。

詳しい位置は下記のマップで。








背面から墳丘全景。

直径15mほどの円墳。




開口部側から。

横穴式石室が開口。
高さ1.5mほどと楽々入室可能サイズ。




開口部から。

羨道ですが、途中に玄門のような鳥居形が組まれて
ます。
奥の羨道幅もほぼ同じ幅なので、単式形式の石室だと
思いますが、これは珍しい・・・



(*´д`*)ハァハァハァアハァ




羨道奥側。

これは前室の幅じゃないよね・・・




玄室。

・・・SUGEEEEEEEEE!!

(゚Д゚≡゚Д゚)エッナニナニ?


眼前に広がる広大な空間!
壁面全体が完全なドーム型に形成されてます。
奥壁前には石屋形を設置。
とにかく、これまで見学した肥後型の横穴式石室でも
屈指の完成度です!



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ




天井部。

史上最高の完成度を誇る穹窿状天井。
どうやって施工したのか想像もつかん・・・



(*^ー゚)b グッジョブ!!




石屋形の上部を撮影。

平坦に加工された石材。
奥壁の丸みがよく分かる。




石屋形内部。

ちょっと幅が狭いので、遺体を伸ばして安置できたか
疑問・・・



(・ω・ )モニュ?




左側壁。

石室の床面プランはほぼ円形。
幅、玄室長とも約3m弱、高さは4mくらいあり
そう。
実際は真っ暗闇なので、強力なライトの携帯を
お薦めします。




右側壁。




玄室から開口部。

両袖式。




玄門から開口部。

途中の玄門?が見える。




羨道から開口部。

羨道長は4mほど。

このあと上のお宅のご主人とお話しましたが、二軒小屋
古墳の名前の由来は、かつて二軒の住宅があったから
だとのこと。
そのうち一軒は麓に移りましたが、このお宅だけが残っ
てるそうです。
それにこの古墳を見学に来た人は一年半ぶりで、前は
子連れの男性だったそうな・・・

・・・ここは子連れで来る場所じゃないです。



ヽ(゚д゚)ノ ええじゃないか




   二軒小屋古墳     総合評価              
  ビギナーお薦め度  場所的にビギナーさんには厳しい。
  マニアお薦め度  これを見ずして肥後型石室を語るなかれ。
  交通アクセス状況    集落内に空地有り。 下車後徒歩約10分。
  観賞のポイント  石屋形、穹窿式天井、羨道途中の玄門?と見どころだらけ。 肥後型石室の
 完成形です。
  その他の注意点     ライト必須。 冬季推奨。滑落注意。





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