城山7号墳



山中の古墳を探すのは遺跡地図があっても大変なの
ですが、城山7号墳は資料によると「送電鉄塔によって
墳丘が削られている」とあるので、鉄塔を見つければ
発見は容易です。

これは鉄塔のある丘陵を北から見た図。
このままワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイと突撃すると
地獄を見るので要注意。




地獄を見ながら丘陵頂上へ。


 ⊂⌒〜⊃*。Д。) ・・・死ぬかも


直径22m、高さ4.5mの円墳。
資料の通り墳丘が削られてます。
鉄塔北側ですのでお間違えなく。




墳丘頂上に石棺式石室が開口。




開口部から全景。

・・・何この今出かけましたみたいな開き方は?!


エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?


閉塞石が前斜め45度に傾いて残ってます。




閉塞石を下面から。




開口部には閉塞石を受けるための彫りこみ加工が
成されてます。



(・∀・)イイ!!




玄室。

各壁面が角閃石安山岩の切石の一枚岩で構成されてます。
幅約2.2m、高さ1.6m以上、玄室長約2.4m。
奥壁を側壁で挟む石棺式Bタイプ。
これはなかなかのモノですわ・・・



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ




天井部。

一枚岩ですが、表面処理はやや甘いか。




左側壁。

この面だけが異常に丁寧に仕上げられています。
向って右が開口部。



(*^ー゚)b グッジョブ!!




右側壁。




玄室から開口部。

両袖式・・・のように見えますが、実際は右片袖式に
近い形状。
玄門上には2枚の板石を積んでます。
この上方の石材が羨道の天井石と同じ高さだったよう
です。




閉塞石を内側から。

細かい鑿跡が残ってます。
石材の四方を斜めにカットしてるのが芸コマ。



(*´д`*)ハァハァハァアハァ




玄門から開口部。




・・・実は、墳丘西のT字路脇に中国電力の作業用
通路の標識が出てます(写真右端)

ここから古墳までは一直線です。
ただし、この上はすぐ笹薮の海になってますので、
そこで迷わなければ、ですが。



(|| ゚Д゚)トラウマー




   城山7号墳     総合評価             
  ビギナーお薦め度  ここはシロートさんには無理。
  マニアお薦め度  マニアなら万難を排して見学すべし。
  交通アクセス状況    駐車スペース無し。 下車後徒歩約5分。
  観賞のポイント  玄門周りと左側壁、それに状態のいい閉塞石は必見。
  その他の注意点     ライト必須。 カマドウマ警報
                         発令中! 冬季推奨。 滑落注意。 
                         動物注意。





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