豊田狐塚古墳発掘調査現地見学会




奈良県天理市、天理教本部神殿北の丘陵南斜面で発見された豊田狐塚山古墳の発掘調査現地見学会に
行ってきました。
現地に着いてみれば、昨年説明会のあった豊田トンド山古墳のすぐ横じゃないですかぁ〜〜〜(汗



これは駐車場から撮影した豊田トンド山古墳の現状。


今回も開始1時間前に到着したのだが、もう現地から戻ってきてる見学者がおったわい。
これは見学路から見た発掘現場。



ちょうど反対側の山腹が昨年の豊田トンド山古墳。




現地には出土品が展示されてましたが、黒山の人だかり。
隙間から撮影させていただくのがやっとでしたね。




まずは須恵器・土師器類。
江戸末期に盗掘に遭ったそうじゃが、それにしては大量に残っておるのう。





これは玉類。
石室内には3基の木棺があったそうじゃが、この玉類は木棺の位置によって種類が偏ってたようじゃ。
奥の木棺には土製丸玉が多く、手前からはガラス製や水晶製の玉が多かったそうな。
左端には、今回唯一出土した旋回式獣像鏡。




こちらは馬具類。
クツワや金具など。



他にも出土品はあったようじゃが、盗掘で散逸した模様。

側には発掘の状況が写真パネルで展示されてました。




こう見るとホントに豊田トンド山古墳の真横なんですね。
お互いに関係のある被葬者だったのでしょうか?



混みあわないうちに古墳を撮影。
これは墳丘全景。
直径20mほどの円墳。




横穴式石室全景。
天井石は失われていたものの、羨道長1m以上、幅0.8m、玄室奥壁幅2.2m、高さ2.2m、玄室長4.4m
石室全長5.4m以上。




墳丘に入れられたトレンチには、版築の跡が見学できるぞい。




玄室ですが、豊田トンド山古墳の石室より石材が小さいのが特徴的。
床面には敷石が認められます。




開口部側。
両袖式ですが、羨道はここより先は発掘区域外なので発掘できないそうです
お役所って融通がききませんね・・・(苦笑




そうこうしてるうちに見学者が増えてきたので、急遽説明会が30分前倒しで行われました。

下の画像をクリックして下さい



説明の最後が途切れてますが、あわてて継ぎ足し録画しようとしたら30秒で説明会が終わった
ので、そのままにしております。
新調した一眼レフでムービー撮影しましたが、ときどき画面が揺れるのはカメラの重さに耐えかねて手を
持ち替えてるのが原因なのよ(汗

いやいや、焦ってもう少して世界初の4K動画で説明会を録画するところじゃったわい。

いきなりぶっつけ本番で録画するから、こーいう事になるんですよ。
もっと録画レートを落としておけば全部録画できたのに、ムダに高品位で録画しちゃって。

この後、豊田トンド山古墳の現況を見学してみた。
上が現在、下が去年じゃ。





こちら側から今回の発掘現場を一望。
トンド山古墳に比べて非常に狭いのが分かる。
ここに昨年並みの見学者が押しかけるんだから、そりゃ混雑するわな・・・



ここに道路が通るそうですが、古墳は何とか保存して欲しいですね。
他にも怪しそうな墳丘があるので、またここで説明会があるかもしれんの。
ま、はなはだ簡単でしたが、豊田狐塚古墳現地説明会のレポートをお送りしました。
またどこかの現地説明会でお会いしましょう!



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