掛木古墳



国道382号線亀石交差点から500mほど北上すると、
道路右手に「壱岐風土記の丘」と書かれた標識が見えて
きます。
その敷地内にあるのが掛木古墳。

付近の古墳分布マップは下記を参考に。
2013年2月訪問。








古墳横の「壱岐風土記の丘資料館」には
島内の主要古墳について左記のような説明版
があるので、ぜひ見学してください。

・・・ただし、プレハブに毛が生えた程度の質素
な建物なのでそのつもりで。
紀伊風土記の丘や近つ飛鳥風土記の丘の
建物を想像してた私には、ちょっとしたショック
でしたわ・・・



(;´д`)




墳丘全景。

鬼の窟古墳に比べると小さいですが、それでも充分
大きな墳丘です。
現状は南北22.5m、東西18m、高さ7mの円墳ですが
当時は直径30mはあったと思われます。




開口部。

高さ2m弱と、入室には問題ないサイズ。





前室。

この掛木古墳も、前室、中室、玄室と3室構造の石室。
前室は幅1.8m、高さ1.7m、前室長3.2m。
石室全長は13.6mと、島内屈指の大型石室です。



ヽ(・∀・)ノ




天井部。

巨石を一部重ね合わせながら架けてます。




中室。

幅2.6m、高さ1.5m、中室長3m。
この掛木古墳、センサーで照明が点くようになってます。




天井部。




玄室。

奥壁前に刳り貫き式の家形石棺が安置されてます!


Σ(゚д゚;)


玄室は幅2.6m、高さ3m、玄室長3m。
奥壁の鏡石の形状も鬼の窟古墳のそれと形状が酷似
していますね。



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ




天井部。

この掛木古墳も平天井。




家形石棺。

材質は凝灰岩か軟質の玄武岩。
島内で調達されたようです。




内部を拝見。

石棺は外法が幅0.95m、高さ0.7m、長さ1.9m。
内法は幅0.46m、深さ0.3m、長さ1.5m。
被葬者は若年か小柄な人物だったそうです。




石棺蓋。

半分ですが、幅0.94m、高さ0.39m、長さ0.87m。
内側がくり抜かれてます。



(*^ー゚)b グッジョブ!!




右側壁。




左側壁。




玄門のまぐさ石。

目前まで張り出してるので撮影しにくい・・・



(;´д`)




玄門。

両袖式。




中室から開口部。

両袖式。




右側壁。




左側壁。




前室から開口部。

両袖式。




右側壁。

築造は6世紀第4四半期、7世紀第3四半期まで
追葬があったようです。



( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー




左側壁。

この古墳もムービー撮影いたしました。
下の表の横のムービーアイコンをクリックしてご覧下さい。




    掛木古墳      総合評価         
  ビギナーお薦め度 これまた何が何でも見学すべき古墳。
  マニアお薦め度 マニア的にも見逃せない逸品。
  交通アクセス状況  駐車場あり。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント 長大な石室、県内唯一の刳貫式家形石棺などが見ごろです。
  その他の注意点  ライト推奨。





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