散田金谷古墳



宝達志水町散田、宝達志水役場から1kmほど東に
志乎・桜の里古墳公園と温泉があり、そのすぐ南に
古墳が保存されてます。
これが散田金谷古墳。

左の写真は墳丘全景。
整備後の長径21m、短径18.5m、高さ4.7mの
円墳。

詳しい位置は下記のマップで。
2014年5月訪問。
















開口部から。

普段は施錠されてます。




「見学したい方は連絡を」という案内があったので連絡
すると、10分ほどで担当の方が扉を開けに来てください
ました。
久しぶりに平日に見学に来てよかった・・・



ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ




さっそく内部見学。

羨道長4.13m。
玄門は袖石が出っ張る構造。




玄室。

これまた立派な玄室!
幅2.65m、高さ2.76m、玄室長5.72m。
奥壁前に組合式家形石棺が安置。
壁面は大ぶりの自然石を乱石積みにした豪壮な逸品。



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ




天井部。

巨石で構成。
これはかなりの大迫力!

雨漏りがするので補修工事をしたそうですが、伝統的な
版築工法では雨漏りを防げず、防水シートを墳丘内に
挟み込んでるそうです。

また、国指定史跡になったのは時期が良かった・・・とか
ぶっちゃけトークも。



(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;)ナ、ナンダッテー!!




さて、メインディッシュの家形石棺。

担当の方にいろいろお話を伺ったのですが、この
蓋石の欠けた部分は、あるお宅の庭石になってるとか。



工エエェェ(´д`)ェェエエ工




蓋石の上部には「千木」状の突起があるのが特徴的。




あちこち落書きがありますが、現在は特殊な樹脂で
コーティングしてるそうな。




石棺内部。

目を疑うほどの精密加工!
まるで機械で精密加工したような表面処理に萌え・・・



(*´д`*)ハァハァハァアハァ




右側壁。

ある程度横のラインが揃ってる。




左側壁。




玄室から開口部。

両袖式。
まぐさ石が羨道の天井石も兼ねてます。



(*^ー゚)b グッジョブ!!




右袖部分。
非常にシンプル・・・というか、手抜きっぽい造り。



(・ω・` )




左袖石。

玄室内にはライトがあります。
(担当の方が点けてくださいました)




羨道から開口部。

石室全長は9.85m。
わざわざ忙しい中おいでくださり、貴重なお話を聞かせて
くださった担当者の方に感謝。



(´▽`)アリガト!




    散田金谷古墳      総合評価          
  ビギナーお薦め度 ビギナーさんでも楽々見学できます。
  マニアお薦め度 マニア的にも外せない逸品。
  交通アクセス状況  駐車場有り。 下車後徒歩約3分。
  観賞のポイント やはり石川唯一の家形石棺がメイン。 内部までしっかり見学したい。
  その他の注意点  ライト必須。





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