姫御前古墳

小城市小城町栗原字尾根上、峰山と鏡山の中間の山上に残る古墳。
丘陵東側から農道を北西に登っていくと、上記の記念碑がある広場に着きます。
ここから林道を南に150mほど登ると古墳に到着。

詳しい位置は下記のマップで。
2019年3月訪問。

https://maps.gsi.go.jp/#16/33.282584/130.172657/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c0j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

国土地理院図に加筆

記念碑からこの林道を登ると・・・

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古墳の墳丘を発見。

直径25mほどの円墳。
阿蘇惟直妃の墓との伝承があるそうです。

開口部側から。

横穴式石室が開口。

開口部は歩いて入室するのに充分な高さ。

羨道。

長い羨道が完存!
羨道長7mほど?

天井部は玄門まで高さの揃った石材を連ねてます。



(*^ー゚)b グッジョブ!!

玄室。

これまた広大な玄室。
幅約3m弱、高さ約4mほど、玄室長3mほど。
側壁は極端な持ち送り。
奥壁前には弁財天の石像が祀られています。



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

天井部。

天井石が一部欠損してますが、窮隆式天井を形成。

縦構図で。

同じ佐賀県太良町の、田古里古墳や道越古墳の玄室との共通点を感じます。

右側壁の持ち送り状況。

左側壁。

玄室から開口部。

両袖式。

羨道から開口部。

石室全長10m以上。

また、この古墳のもう一つの見どころは、壁面に彫られた線刻壁画ですが・・・
正直、落書きが多くてどれが線刻かハッキリしません。



(´・ω・`)ショボーン

格子文や鋸文があるそうだが・・・

この右側が鳥の線刻かな?



∩(・∀・)∩ モウ オテアゲダネ

    姫御前古墳        総合評価             
  ビギナーお薦め度  ビギナーさんには位置的に辛いかな。
  マニアお薦め度  石室マニア、装飾古墳マニア双方にお薦めの逸品。
  交通アクセス状況     記念碑横に駐車スペース有り 大型車進入不可。 
 下車後徒歩約3分
  鑑賞のポイント  巨大かつ端正な石室、膨大な線刻壁画?が見ごろ。
  その他の注意点   ライト必須。 夏季はマムシ・ハチに注意



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