その1・2

さて、今回の遠征でも一、二を争う掘り出し物の古墳群。

その日福丸古墳群を見学し終えた私が、手持ちの資料に目を通すと、そこには
「野口古墳群 30基」の文字が。
福丸古墳群の見学でかなりヒットポイントを消耗していたうえ、それ以上のデータは無かったのですが、
「まだ時間もあるし、近くだから見学してみるか」と軽い気持ちで見学開始。
願光寺裏山古墳から尾根を横断して北に向かいました。

左の写真は東側から古墳のある尾根を。
突き当りに駐車できるスペースがあります。

東麓から山道を登ると、数分で第一村人ならぬ第一古墳を発見。

おおっ!?

どうやら横穴式石室の玄室が露出しているようです!

石室全景。

背の高い石室がスケルトン状態。
開口部は歩いて入室できるサイズ。

玄室。

石室内部は非常に良好。
幅、玄室長共約2m、高さ約3mほどと背の高い玄室。
特に左のコーナーが三角持ち送りに近い形状。



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

天井部。

これは紛れもない窮隆式天井!
しかも、バランスが微妙な窮隆式天井がスケルトン状態で残っているのは、非常に希少です。
私の記憶では、兵庫県姫路市丁古墳群の丁山頂古墳くらいかな?



(*^ー゚)b グッジョブ!!

右側壁。

左側壁は割とスカスカ状態。

側壁上部・・・って、これはアカンやろ・・・



((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

玄室から開口部。

両袖式。
玄門周りのバランスも微妙・・・

墳頂に登ってみました。

天井部から玄室。

右が開口部。

・・・しかし、石室の2・3基でもあったらいいやという程度でしたので、こんな逸品を見学出来て大満足。
これから、福丸古墳群に匹敵する、いや、ある意味それ以上の古墳群が残ってるとは、この時は
夢にも思ってなかったのでした・・・

その1のすぐ側に石材が露出。


林道で大半を削られているようで、詳細は不明。



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