その1

さて、今回最高の掘り出し物が、この「その1」

先述の6・7号墳から200mほど東に、小さな牧場があります。
何故ここを訪れたかというと、牧場南のブルーシートに誰かが「妻山4号墳」のピンを打ってたからです。

これが現物のブルーシート。

もちろん、これは4号墳ではなく、単なる土砂崩れを覆っていただけでした。



(´・ω・`)ショボーン

落胆していると、斜面上に古墳ネコを発見!

しかもこの古墳ネコ、逃亡するでもなく、悠々と歩いていくのです。
まるで私を導くかのように・・・



ササッ((((・∀・)

古墳ネコについていくと、何と古墳の墳丘を発見!


Σヽ(`д´;)ノ うおおおお!


こ・・・これは古墳神のお導きか?!

南側から。

横穴式石室が開口しているようです。
職員の方を探しましたが、誰もいらっしゃらず・・・
取りあえず、少し見学させていただくことに。

開口部。

しゃがんで何とか入室可。

羨道。

こ・・・これは?


Σ(; ゚Д゚)ウハッ


6号墳に匹敵する、幅の広い羨道です。
幅約2mほど、羨道長2〜3mほど。

玄門。

まぐさ石に、薄っすらと「通圓」?の墨書の跡が残ってます。
何らかの宗教施設として再利用されていたのでしょうか?

玄室。

で、デケェーーーーーーーーーーーーーーーー!?


ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!


もう、度肝を抜かれる広大な空間。
幅約3m、玄室長4〜5mほどか。
スケール感がイマイチ分かりづらいと思いますが、奥壁の三角形の鏡石が高さ3m近くありそうと
いうことで、奥壁の大きさを想像していただけると思います。



ォォオオー!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ オオォォー!!

そしてこの天井部!

もう高い高い高い!!

先に見学した6号墳もそうとう高い玄室でしたが、こちらの方が余裕で高い!
6号墳の天井部は座って撮影しましたが、これは立って撮影して、この遠さですよ。
高さ5mは確実にある、6mいくかな?・・・という感じ。



ポポポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…

側壁の加工も緻密かつ完璧!

巨石や加工された割石を積んでますが、ご覧の通り壁面が完璧に平滑に均されており、
石材も全くはみ出してません!



(*^ー゚)b グッジョブ!!

左側壁も完璧な施工。

玄室から開口部。
両袖式。

縦位置でもフレームに収まらず、合成も難しいので連続写真で。
この写真でも、明らかに6号墳より背が高いのが分かりますね。



(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ

羨道から開口部。


興奮しきっていて、あまり詳しく壁面を調べてなかったのですが、羨道左側壁に線刻席画を確認。

帰宅してから玄室の壁面を拡大して調べましたが、数か所線刻壁画がありそう・・・

墳丘を東側から。

しかし最大の問題は、この古墳が恐らく牧場の敷地内だという点。
見学なされる場合は、出来る限り牧場の許可をいただいた方がいいでしょう。

・・・しかし、こんな巨大石室が無名とは・・・



( ´ー`)フゥー...



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