帰路女喜古墳群

２０２０年最初の古墳はこの古墳で。

八女市山内、童男山古墳群から星野川を挟んで６００ｍほど南東、市立川崎小学校から２５０ｍほど東、
東自動車鈑金塗装北の竹林内に残る古墳群。
６基の古墳群ですが、見学しやすいのは３・４号墳。

詳しい位置は下記のマップで。
２０１９年２月訪問。

３号墳全景。

直径１３．５ｍの円墳。

開口部。

半ば埋まってますが、しゃがんで入室可。

羨道右側壁。

現状は単室形式の横穴式石室。
左側壁は埋没。

玄室。

完璧な状態の玄室が完存。
幅約２．５ｍ、高さ３ｍ以上、玄室長約３ｍ。
壁面が全てブロック状に加工された割石で構成されており、一部の隙も見当たりません。
こ、これはイカス・・・！

（；´Д`）ｽﾊﾞﾗｽｨ ...ﾊｧﾊｧ

そしてこの天井部。

見事なまでの窮隆式天井！
これまででも五指に入る完成度ですわ・・・

(*^ーﾟ)b ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!!

右側壁。

滑らかに持ち送る壁面が美しい。

左側壁も完成度高し。

玄室から開口部。

両袖式。
床面は円形に近い極端な胴張りの床面プラン。
開口部上部の石積みも、溜息が出ますわ・・・

( ´Д｀)=3 ﾌｩ

玄門、右袖石。

平たい石板。
向こう側にもう一枚袖石があり、二重構造になってます。

左袖石。

玄門から羨道を。

石室全長は４ｍほど。

墳丘をサイドから。

すぐ側に4号墳の墳丘。

良さげな墳丘が残ってますが・・・

反対側は抉られ、ほとんど消滅。

なお、1・2号墳は消滅、5号墳は石材のみ、６号墳は不明だとか。

帰路女喜古墳群　　　　　　　総合評価
ビギナーお薦め度		状況的にお薦めしません。
マニアお薦め度		マニア的には見学必須の横穴式石室墳。
交通アクセス状況		駐車スペース無し　下車後徒歩約１分
鑑賞のポイント	3号墳の精緻な石積み、見事な天井部は必見。　4号墳はオマケ。
その他の注意点	ライト必須。　冬季推奨。