高田26号墳



大山町の古墳で一番てこずった
のが、この高田26号墳です。
島根・鳥取の教育委員会が発行
している小冊子「山陰の古墳 
〜古代ロマン探訪〜」
に載っていたので訪問しましたが、
何しろ古墳の位置情報が
「上高田地区の個人宅にある」
としか書いてありません。

ε=('A` )ハァ…

上高田地区といっても、ちょっと
した市くらいの面積があるのに・・・

・・・しょうがないので手当たり次第
に原住民を尋問した結果、何人め
かの原住民が、古墳オーナーの
隣家のおばちゃんだったので、
家まで案内していただきますた。
地図の斉藤さん(字が違うかも)
が古墳オーナーさん宅です。




ところがここで大問題が発生!
応対に出てきたオーナーのお婆さんが、けっこう
気難しそうなタイプで、
「見学したいんなら市役所に予め連絡してもらわんと・・・」
と渋りだしたのです。
すわ、アポ無し訪問不敗神話の崩壊か!?
と思われましたが、一緒に来た隣家のおばちゃんの
ナイスアシストと、これまで幾多の原住民を篭絡してきた
100万$のキラースマイルが功を奏して、
何とか見学させていただくことになりました。


( ゚∀゚) アヒャ ←無知蒙昧な原住民を
          惑わす偽スマイル




玄室。

初見の第一印象は、
「あれ? 意外と小さいな・・・」でした。
封土は消失していて、まるで小さな物置みたいに
見えます。
開口部は高さ1.5mほど。
玄室は、幅1.6m、高さ1.7m、玄室長2.5mの
コンパクトな切石造りの石室です。




側壁。

石材どうしを巧みに組み合わせた精緻な造り・・・



アラ(゚Д゚≡゚Д゚)こうなってるの?




・・・って、どーしておばちゃんまで
石室にいるの?!

ΣΣ(゚д゚lll)ガガーン!!



何と、隣家のおばちゃんまで石室に入ってくるじゃ
あーりませんか!

どうやらこのおばちゃん、自分が古墳見たさに
俺のアシストをしてくれたようです。
な、何たる傍若無人ぶり・・・


((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル




もっとゆっくり見学したかったのですが、狭い石室に
おばちゃんと二人きりという
萌えシチュエーションにクラクラして、
早々に退散しますた・・・

フゥーッ、危うく変なフラグが立っちゃうトコ
ですたよ・・・


(;・∀・)ヤ、ヤバカッタヨ・・・?




玄室から開口部。

両袖式。


帰宅してから調べたのですが、何とこの高田26号墳、
鳥取県のインターネット情報では非公開
なっています!
前述の小冊子には一言もこの事に触れられていません。
それどころか、オーナーのお婆さんは、この小冊子に
古墳のことが載せられている事を知りませんでした。


・・・非公開なのに見学用のガイドブックに
載せるってどーよ!?<鳥取県


と、いうことですので、この古墳は原則非公開だそうです。
もし見学されたい方は、事前に市役所を通してオーナーさんの
承諾を取って下さい。

・・・いや、自分が言えた義理じゃないんですが。


(;・∀・)




     高田26号墳   総合評価           
   ビギナーお薦め度 いや、非公開だそうですので・・・
   マニアお薦め度 まぁ、何とか承諾を得て見学して下さい・・・
  交通アクセス状況   駐車スペース無し。 大型車進入注意。
 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント 切石造りの精緻な石室。 特に側壁の石材の組み合わせ加工は一級品です。 
  その他の注意点  ライト推奨。 オーナーの要望により、必ず事前に市役所に連絡              して承諾を得てください。       





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