太田4号墳?(佐々木氏宅古墳)



さて、実は2号、4号、5号墳は距離的には極めて近くにあります。
3号墳横のオッサンが、「佐々木さんの裏の畑と佐々木さんの庭にあるよ」
教えてくださったのが、この太田4号墳です。
下に地図を作成してみましたが、5号墳の佐々木さんと、4号墳の
佐々木さんは別宅です。

行ってみて分かったのですが、この佐々木さん宅、道路から一段高い
場所にあります。
そのうえ周囲を塀で囲っているので、外部から庭をうかがうのは不可能
です。
さらに、古墳の前は駐車場になっていて、私自身佐々木さんに見学の
許可をもらうまで、古墳の存在に気付きませんですた・・・

な、何という巧妙な隠蔽工作・・・


 ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!!


見学難易度・・・・・☆☆☆☆☆












上のパノラマ写真は道側から撮った墳丘全景。

・・・古墳を見た第一印象はというと・・・


床下収納かよ?!
 Σ(゚д゚lll)ガーン


土地が古墳の上まで上がってきています。
封土が流失して石室が露出しているのはよく見かけますが、これは極めて
レアなケースです。

墳頂に生えている木には卒塔婆が立てかけてあり、「佐々木家屋敷内に眠る
豪族之霊追善供養」とありました。
これでは、石室内の見学は無理かな・・・と躊躇していると、オーナーの
佐々木さんが、「どうぞ、中はけっこう広いですよ」とのありがたいお言葉。
そのお言葉に甘えて、石室内を見学させていただきました。


 d(゚Д゚)☆スペシャルサンクス☆( ゚Д゚)b




開口部。

開口部前には、左右に1.5mくらいの一枚岩で出来た羨道があります。
開口部は縦横50cmくらい。
這って入室するハメに・・・


ズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!




玄室。

玄室は、縦横高さとも1.5mくらいの立方体。
太田5号墳に極めて似た石室です。
二つの古墳の距離や造りの相似性から考えても、この二つの古墳には
何かの関連があったのではと考えられますな。




天井部。

この4号墳の天井部も、家形に加工されてます。




玄室から開口部。

開口部上部が割れていますが、これは後世になって一つの石が
割れたもののようです。




羨道部。

・・・こうやって見ると、石室が完全に地下に埋没しているのが分かります。

ムービー撮影したかったのですが、光量が足りず断念・・・


il||li_| ̄|○il||li





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