丁古墳群山頂古墳







さて、京見山に群集している丁古墳群山頂支群です。
上記の案内板にあるように、京見山の西域に古墳が
集まっています。
山頂古墳は、その中でも最も西(薬司古墳より)に位置
しています。
・・・とはいえ、薬司古墳から徒歩で見学するには、
とんでもない距離と起伏のある山稜を歩かねばならず、
現実的ではありません。
そこで、山麓の勝山町の奥にある「のぎ保育園」奥から
真っ直ぐ山に登り、登山道に沿って時計回りに見学する
ことをお薦めします。
これなら、比較的楽に古墳群を見学できるでしょう。

・・・ちなみに、山頂古墳は上記の案内図にある鉄塔の
左に位置する古墳です。
ここに着くまでにも、何基かの開口した古墳が存在して
います。
左の写真は「のぎ保育園」裏の写真。
この奥に山上へ向う登山道が続いています。




山頂古墳。
ここに辿りつくまで、軽く30分以上はかかります。
冬場でも飲料水だけはお忘れなく。
夏場だと確実に脱水症状を起こします。




墳丘。
封土が完全に消失し、石材が剥き出しに。

・・・しかし、この状態でよく崩壊しないよな・・・


((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル




・・・ほう、窮窿式石室ですか。
たつの市の馬立古墳群の姥塚古墳とかと共通する
百済形式の石室ですね。
距離的にも近いし、何らかの関連があるのかも
知れない・・・





開口部。

歩いて入れるゆったりサイズ。




玄室。

小ぶりな石材を用いてドーム状に組み上げる
窮窿式石室の特徴がよく出ている。




天井部。

四方から石材が集まってきている様子がよく分かる。




玄室から開口部。

両袖式。

ほとんど正方形に近い玄室。
天井も高くて、立方体みたいな空間が広がっている。


(;´Д`)スバラスィ ...ハァハァ




     丁古墳群山頂古墳   総合評価           
   ビギナーお薦め度 どこが珍しいのか分からなくても、とにかく見とけ。
   マニアお薦め度 全国でもレアな窮窿式石室。 マニア必見!
  交通アクセス状況    保育所奥に駐車スペース有り。 下車後徒歩約30分。
  観賞のポイント アーチ状の持ち送りは窮窿式石室の証明。 天井部分も見逃すな!
  その他の注意点    ライト推奨。 冬季推奨。 夏季はマムシ、ハチに注意。
          これはもう、古墳見学ではなくハイキングだと思ってください。
          食料飲料を準備して、万全の態勢で挑むべし。 





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