奥新田古墳



平荘町中山、県道79号線中山交差点から南へ
200mほど、権現総合公園の入り口にあります。
だだっ広い空き地にポツンと墳丘が残っているので、
嫌でも目につきます。




墳丘。

封土が消失していて、石造りのアーチみたいに
なっています。
30年前の資料には、「天井石の所から出入りできる」
あるので、少なくとも近年まで封土は存在していた
ようです。




開口部。

開口部は幅1.5m、高さ2mほど。
こちら側から見ると、まだ何とか古墳っぽく見える・・・




玄室。

奥壁の石材は消失しています。
全体的に、小ぶりな石材で組み上げられてるのが
見て取れます。





玄室から開口部。
右片袖式。

石室上部は、側壁が持ち送って見事な
アーチ型に組み上げられています。
これは、古い形式の横穴式石室の特徴だそうです。


(・∀・)イイネ!!




開口部、外側から見て右側の石材。

石材に、細かい年輪のような模様が入ってるのが
分かると思いますが、これは模様じゃなくて本物の
年輪です。
「珪化木」といい、木材が化石化したものです。
古墳とは直接関係ありませんが、これもこの古墳の
見どころでしょう。


(・∀・)カコイイ!!




     奥新田古墳   総合評価          
   ビギナーお薦め度 古墳の石室がビジュアル的によく分かる。
   マニアお薦め度 アーチ型の天井部分を、太陽の下で観察できる古墳。
  交通アクセス状況   駐車スペース有り。 下車後徒歩約1分。
  観賞のポイント 何といってもアーチ状の天井部分は必見。 開口部付近の珪化木の石材も
 忘れずに。
  その他の注意点 見ての通り、非常に不安定な状態なので、くれぐれもご注意を。





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