太田2号墳(加美古墳)



この太田2号墳、太田4号墳から2、30mの距離に
あります。
この2号墳は、4号墳の佐々木さんに教えていただき
ました。
3号墳のオッサンから5、4号墳の佐々木さん、そして
この2号墳と、古墳的わらしべ長者みたいな
展開です。

4号墳の佐々木さん宅から十字路に出て、それを
渡って10mほど行くと、右手に2軒の家があります。
白っぽい雑種の犬が猛然と吠えかかってきたら、
そこが2号墳オーナーさん宅です。
佐々木さんも、「あそこは犬が吠えるから気をつけて」
とおっしゃっておられたので、近所でも有名なんで
しょう・・・


(´Д`;)


見学難易度・・・・・☆☆☆☆




古墳は、家を抜けた奥の畑にあるので、必ず挨拶を
して許可をもらいましょう。

上の写真は古墳全景。
前面に羨道部分の石材があるのは、4、5号墳と
共通してます。

左は開口部。
開口のサイズも4、5号墳とほぼ同じ。
これら3基の古墳の共通点の多さは興味深い
ですな・・・




開口部。

開口上部に、左右に何かの穴が開いています。
恐らく、北河内の石宝殿古墳のそれと同様に、
扉石を嵌め込むための軸を受ける穴である
可能性が高いですな。


(・∀・)イイ!!




玄室。

幅2m、高さ1.5m、玄室長2mほど。
向って右の壁沿いに、横口式石棺(石屋形)が
残っています。
この形式は、同市の向山1号墳の構成と極めて
類似した造りだそうです。
山代二子塚古墳の側のガイダンスセンターに
向山1号墳石室の模型がありますので、対比して
みると面白いでしょう。




石棺内部。

幅1.5m、奥行き50cmくらい。
開口部下の石材の中央部が少しくぼんでいる様に
見えるが、これは古天神古墳の石障と、何らかの
共通点があるのかな・・・?




玄室天井部。

この石室の天井部分も、家形に加工されています。
実物は、写真よりもさらにクッキリと加工状態が
確認できるので、よく観察してみてください。




玄室から開口部。

開口部の上に、何やら壁画みたいな絵が
見えますが・・・・

下にアップの写真を載せてみますた。
左にキリンのような動物、真ん中は
二重丸に×みたいな模様が確認できます。
線の感じからいうと、後世の落書きの可能性が
高いように思われますが、各自ご自分の目で
判断してください・・・


( ゚Д゚)ハァ?


この古墳はムービー撮影に成功しましたので、
ぜひご覧下さい。


・・・っていうか、犬吠えすぎ!
見学してる最中、姿も見えないのにずーっと吠え続けて
いたよ・・・


(#゚Д゚) プンスコ!









トップへ
戻る